インフラエンジニアの年収は内訳から比べる
年収が高い求人でも、毎月の基本給まで高いとは限りません。まず月給の内訳を読み、賞与や手当が含まれる範囲をそろえます。ここでは企業の募集条件を使い、提示額の読み方を示します。
スマレジの東京シニア求人では、月給に固定残業代が含まれます。S1ALHの上級求人も同様ですが、含まれる時間と額は異なります。S2いずれも、実際の残業時間を示す数字ではありません。
| 給与項目 | スマレジ・東京シニア | ALH・全国上級 |
|---|---|---|
| 月給 | 39.2万〜71.4万円 | 38.5万円〜 |
| 基本給 | 31.7万〜57.8万円 | 337,516円〜 |
| 固定残業代 | 7.5万〜13.6万円 | 47,484円〜 |
| 対象時間 | 月30時間 | 月18時間 |
| 賞与 | 年1回、業績による決算賞与 | 年2回、額は掲載なし |
| 想定年収 | 金額は公式に記載なし | 500万〜880万円 |
金額は2026年10月11日に確認した募集条件です。S1S2二つの求人を平均して、インフラ職全体の相場にはしません。月給から、記載のない年収帯を作ることもしません。
スマレジは、対象時間を超える残業の割増を追加支給としています。休日・深夜労働の割増も追加支給と明記しています。S1ALHも、対象時間を超えた残業手当は追加支給です。S2
賞与の回数だけでは、年間の受取額は確定しません。スマレジの決算賞与は業績に応じた支給です。過去の実績を、入社後も同額が出る約束として扱わないでください。
インフラエンジニアの年収を経験と勤務地でそろえる
同じインフラ職でも、任される仕事と応募条件は違います。上の金額差を、会社の優劣や経験年数だけの差とは判断できません。自分が応募できる職務かを確認してから、支給条件を並べます。
| 確認する条件 | スマレジ・東京シニア | ALH・全国上級 |
|---|---|---|
| 経験の入口 | 指定業務5年以上または相当経歴 | リーダー等の経験、または指定業務3年以上 |
| 主な仕事 | サービス基盤の運用改善、セキュリティ対応 | 構築、運用設計、クラウド等から配属 |
| 勤務地 | 東京都品川区大崎 | 各事業所または周辺の顧客先 |
| 試用期間 | 2か月、待遇等は正社員と同じ | 6か月は契約社員、給与待遇変更なし |
スマレジは、クラウド上のLinux基盤などの経験を列挙しています。ミドルウェアやスクリプトの開発・運用も対象です。S1単にIT業界に5年いれば条件を満たす、という読み方は避けます。
ALHは、構築や運用設計、サービスデスク等を列挙しています。リーダー等の経験と、指定業務3年以上は別の応募経路です。S2入社後の具体的な就業場所は、同求人では入社後決定とされています。
地域差も、同一企業の募集条件から確認できます。ALHの別のインフラ求人では、地域ごとに月給下限が異なります。S3この求人の給与を、上級求人の地域別給与として流用しないでください。
| ALHの別求人の地域 | 月給下限 | 基本給と固定残業代 |
|---|---|---|
| 本社・秋葉原・横浜・名古屋 | 250,000円 | 219,166円+30,834円 |
| 大阪 | 240,000円 | 210,390円+29,610円 |
| 福岡 | 235,000円 | 206,020円+28,980円 |
この別求人は、列挙されたインフラ業務のいずれか1年以上が条件です。固定残業の対象は月18時間で、超過分は追加支給と記載されています。S3勤務地と等級を混ぜると、応募時に使えない比較になります。
インフラエンジニアの年収を提示後に確認する
平均年収を調べる場合も、統計の対象職種を確認してください。job tagの基盤システム職は、ITシステム設計技術者等の統計です。S4運用・管理職は、ITシステム運用管理者等の統計に対応します。S5
どちらも、その職業だけの統計とは限らないと説明しています。職種全体の平均と、応募先からの提示額は分けて判断します。自分の提示額の評価には、応募条件が近い求人の内訳も必要です。
| 提示後の質問 | 確認したい資料・回答 | 判断に使う理由 |
|---|---|---|
| 月給のうち基本給はいくらか | 給与内訳 | 変動する支給と分ける |
| 固定残業代の対象は何か | 時間数、対象労働、超過時の扱い | 月給だけでは分からない |
| 賞与の算定条件は何か | 業績、評価、初年度の扱い | 回数だけで金額を決めない |
| 手当がなくなる条件は何か | 配属、居住地、勤務形態の条件 | 転職後の変化を見込む |
| 試用中の契約は何か | 雇用区分と待遇 | 正社員募集でも内訳を確認 |
口頭の年収額だけでなく、条件が分かる書面で確認します。不明な賞与や手当を、比較表でゼロにも確定額にもしないでください。確認できた項目から並べ、不明点への回答を求めます。
夜勤を減らす転職では、現在の夜勤に伴う支給分も分けます。夜勤と勤務条件の確認で、勤務時間を整理できます。構築へ進む場合は、担当工程の確認も合わせて行います。
